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渡部 陽子; 嶋田 麻由香*; 山下 清信
JAEA-Review 2014-044, 65 Pages, 2015/01
日本原子力研究開発機構では、文部科学省の委託事業を受託し、原子力発電の導入計画を進めているアジア諸国に対して人材育成を行っている。東京電力福島第一原子力発電所事故以降、これらアジア諸国において放射線に関する正しい知識を普及することが重要と判断し、放射線基礎教育セミナーを立ち上げた。このセミナーで使用する教材として、文部科学省が発行した「中学生のための放射線副読本」及びその解説編に着目し、英訳版の放射線基礎学習資料を新たに作成した。海外の人々が学べる教材を提供することは、国際的な原子力の人材育成に大きく貢献するものである。今後、本資料の英訳版は、国際原子力機関を通して、世界各国での放射線教育に使用される予定である。
鈴木 孝昌*
JAERI-Review 2005-042, 38 Pages, 2005/09
国の「エネルギー基本計画」が決定され、天然ガスシフト加速化の考え方のもと、国内ガス供給インフラの整備,LNG輸入価格の引き下げと安定化に努力,ガスコジェネレーションの導入促進などが明示された。「京都議定書目標達成計画」でも同様に天然ガスシフトの加速化を推進することとしている。これらに鑑み本報告書は、天然ガス資源量,我が国のLNGの輸入並びに国内供給インフラ,天然ガス価格の現状と分析,今後の天然ガス需要技術の動向、及び新しい利用形態について調査し、取りまとめたものである。天然ガスは、石油よりも量的余裕のある資源であって、我が国へのLNG供給も増加してきている。また、ガス価格を低減できる見通しもある。国の支援も受けながら、今後とも我が国の1次エネルギー供給において、天然ガスの果たす役割は増大していくものと考えられる。
国際原子力総合技術センター
JAERI-Review 2005-025, 351 Pages, 2005/08
原子力委員会が主催するアジア原子力協力フォーラム(Forum for Nuclear Cooperation in Asia, FNCA)の協力活動において、1999年に「人材養成」プロジェクトが加えられ、アジア諸国における原子力人材養成を推進させることにより、原子力開発利用の基盤整備を支援することになった。本プロジェクトの主な活動は、年1回アジア地域原子力人材養成ワークショップを開催することである。本ワークショップの目的は、各国における人材養成に関する課題・ニーズを明確にし、情報交換等により各国の人材養成を相互に支援協力することである。2004年度のワークショップにおいては、アジア地域における原子力人材養成戦略策に向けて、原子力人材養成の歴史をレビューし、各国における原子力開発政策をベースにした人材ニーズを抽出し、2002年から2004年までのデータを集めた「基礎データ調査」のデータと比較することによって、各国の実情を勘案した戦略モデルを作成することであった。本報告書は、FNCA2004人材養成ワークショップ(2004年10月4日7日、クアラルンプール、マレーシア)を開催した結果の概要を取りまとめたものである。
国際原子力総合技術センター
JAERI-Review 2004-014, 319 Pages, 2004/07
アジア地域における原子力開発利用技術基盤の確立を推進するためには、人的基盤の確立と人的交流の推進が重要である。本ワークショップは、アジア諸国の原子力科学技術分野の人材養成に関するニーズの把握,情報交換・調査,協力のあり方の検討,教材の共同作成など、具体的な協力や相互支援を通じて、アジア地域の人材養成交流の推進と原子力技術基盤の強化に役立てることを目的としている。本報告書、FNCA2003人材養成ワークショップ(2003年10月8日10日,タイ,バンコク)を開催した結果の概要を取りまとめたものである。
国際原子力総合技術センター
JAERI-Review 2002-016, 104 Pages, 2002/07
原子力委員会が主催するアジア原子力協力フォーラム(Forum for Nuclear Cooperation in Asia, FNCA)の協力活動において、1999年に「人材養成」プロジェクトが加えられ、アジア諸国における原子力の人材養成を推進させることにより、原子力開発利用のための基盤整備を支援することになった。本プロジェクトの主な活動は、年1回アジア地域原子力人材養成ワークショップを開催することである。本ワークショップの目的は、各国における人材養成に関する課題・ニーズを明確にし、情報交換等により各国の人材養成を相互に支援協力することである。本報告書は、第3回アジア地域原子力人材養成ワークショップ(2001年10月29日(月)~11月1日(木),韓国原子力研究所)を開催した結果の概要を取りまとめたものである。
国際原子力総合技術センター
JAERI-Review 2002-015, 267 Pages, 2002/07
人材養成プロジェクトの活動は、1999年8月に原子力委員会によって組織された「アジア原子力協力フォーラム(FNCA)」の枠組みの中で実施している。本プロジェクトの目的は、アジア諸国における人材養成を推進させることによって、アジア地域の原子力開発利用技術の基盤を整備することである。本報告書は、ワークショップ内活動として「第3回アジア地域原子力人材養成ワークショップ」が2001年10月29日から11月1日の4日間、韓国原子力研究所で開催された発表論文等の配付資料,並びにワークショップ外活動として第4回FNCAコーディネーター会合(東京,2002年3月)における人材養成プロジェクト活動の概要,日本側プロジェクトリーダーから参加国プロジェクトリーダーへの提案レター,参加国の研修に関する資料等を収録したものである。
国際原子力総合技術センター
JAERI-Review 2001-020, 326 Pages, 2001/06
人材養成プロジェクトの活動は、1999年8月に原子力委員会によって組織された「アジア原子力協力フォーラム」の枠組みの中で実施している。本プロジェクトは、ワークショップ(WS)内活動とWS外活動の2つに分けられている。WS内活動として「第2回アジア地域原子力人材養成ワークショップ」が2000年11月27・28の2日間、東海研究所で開催された。WS外活動として本ワークショップに引き続き、11月29日に「日本における国際研修の現状」の報告を行った。本報告書は、WS内活動として第2回ワークショップでの発表論文等及び、WS外活動として「日本における国際研修の現状」の発表資料、第3回FNCAコーディネーター会合(東京,2001年3月)での人材養成に関する発表資料などを収録したものである。
有可 光宏*
JAERI-M 94-045, 132 Pages, 1994/03
核融合システムは、災害ポテンシャルを持つエネルギーと放射性物質がシステム内に分散して存在するという安全上の特徴を持っている。従って、システム異常時に環境への放射性物質の放出(ソースタームの増加とリークパスの形成)に影響を与える物理現象も複雑かつ広範囲にわたっている。そこで、本報告では、総合的かつ定量的な安全解析モデルを構築するための第1段階として、上記の影響関係を整理した核融合システムモデルを作成した。システムモデルは、現状では確立された核融合設計がないことから、必要とされる「機能」に着目して摘出したシステム構成要素により構成した。そして、通常運転時あるいは異常時においてシステム内部に形成される物質・エネルギーの蓄積や移動プロセスを整理し、これをシステム構成要素を用いてシステムモデル上に明示した。
臼田 重和; 三原 明; 阿部 仁
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 321, p.247 - 253, 1992/00
被引用回数:21 パーセンタイル:84.73(Instruments & Instrumentation)種々の固体シンチレータ(CsI(Tl),NaI(Tl),CaF(Eu),BaF,BGO,スチルベン,NE102A)を用いて、簡単な波形弁別法により固体測定試料からの及び()線の立上り時間スペクトルを測定した。そのうち、最も良い分解能(FOM:2.4)を示したシンチレータは、CsI(Tl)結晶であった。金及びアルミニウム蒸着したマイラー膜の種々の溶液に対する耐食性試験を行った後、CsI(Tl)シンチレータをそれらの膜で保護することにより、溶液試料からの及び()線の波形弁別も可能であることを確かめた(FOM:1.8-2.0)。
山本 克宗; 横内 猪一郎; 比佐 勇; 米澤 仲四郎; 中山 富佐雄
日本原子力学会誌, 29(8), p.717 - 723, 1987/08
被引用回数:1 パーセンタイル:19.35(Nuclear Science & Technology)JMTRの定常運転時には、1次冷却水中から常に微量の放射性ヨウ素が検出されている。この放射性ヨウ素の放出源を明らかにするために、定常運転時の測定データを検討し、また主な炉心構成材料中の不純物ウランの分析を行った。放射性ヨウ素濃度は炉心のベリリウム枠の交換に伴って変動していることがわかった。炉心構成材料の分析の結果、ベリリウム中から10~42ppmbのウランが検出された。この不純物ウランからは実測値に近い濃度の放射性ヨウ素が生成することが計算により確認された。これらのことから、1次冷却水中の放射性ヨウ素は主としてベリリウム中の不純物ウランから放出されていると考えられる。
峰原 英介; 吉田 忠; 阿部 信市; 金沢 修平
Proc.8th Symp.on ISIAT 84, p.153 - 156, 1984/00
現在まで原研タンデム加速器では30種の元素が加速された。そして、その大部分の元素が実際に実験に用いられている。この30種以外の49種の元素がすでにイオン源から引き出されている。このうち数十種の元素はすぐに実験に使用できる状況となっている。天然に存在する92種の元素のうちで引き出し、加速ともに行われていない元素は13種である。これらの例であるNeとArは負イオン生成が不可能である為、タンデム加速器では加速は不可能である。又、他の11種の天然の放射性元素については、我々の施設はこれらを安全に取り扱う設備がないのでやはり、加速・引き出しともに不可能である。引き出し、又は加速可能な79種の元素について原研タンデム加速器におけるイオン発生技術全体について議論される。